Part1からだいぶ空いてしまいました、すみません。今日は記憶を辿りながらはしご酒の感想などをまとめてみます。

どこの市町村にも規模はどうあれ飲み屋街があると思います。私の地元にもありますが、ここ10年くらいの間に随分活気が無くなったような気がしますし、実際お店の人もタクシーの運転手さんもそうぼやいているのを何度も聞いてきました。原因は、駅前のチェーン店にお客さんを持って行かれたとか、若者の所得減による飲み屋離れとか、そりゃ色々あるのでしょうが、そんな中でも何軒かの魅力的な店は流行っていますし、一緒くたにするのは乱暴かなと思います。私個人としては、保守的な土地柄のせいか馴染みの店に行くばかりで新しい店へ行かないお客さんが増えた印象と、また、店側も常連慣れしすぎて入りやすい店作りを怠りがちになっているのでは?と思う店が増えた印象があります。

そこで民間の有志によって企画されたのが飲み屋街界隈を回れるはしご酒のイベントです。19〜23時までの間に4軒入れて、各お店でドリンク1杯とフードが楽しめるというものです。3000円のチケットは前売り分は完売、当日券も相当数発行されたということで、密かに期待していた人の多さに驚きました。天気も良く暑かったのも少しは影響しているかもしれません。

実際イベント当日、飲み屋街を往来する人の多さには驚きました。勤め帰りのサラリーマンのグループはもちろん、入店するのにオロオロしている飲み歩き慣れていなそうな若者グループ、あと一番目についたのがご年配のグループでした。店の人に聞いてみると、平日はご年配のお客様がよく出歩いているとのこと。たまの週末しか知らない自分には新鮮な光景でした。

私たちも長い付き合いの友人3人とイベントを満喫しました。


セオリー通り、入った事のない店ばかり選んでみました。単純計算で1軒あたり1時間、750円分の内容を楽しめます。詳細は避けますが、次も来てみようと思える店もあれば、もう二度と来ないな、と思った店もあり、そういう意味では良い経験ができたと思います。

後日談として色々話を聞きますと、普段から流行っているお店は、飲めるドリンクの種類が豊富だったり、一品料理が凝っていたり、いつも以上に頑張っていたんじゃないか?とのこと。イベントは店の宣伝と割り切り、多少の赤字は覚悟でお客さんをもてなして口コミによる評判やリピートにつなげようとする考え方は、当たり前のようでいざ実行しようとするとなかなか難しいと思うのですが、さすが繁盛店だなぁと思いました。実際、私たちが行ったとある店は750円の枠内にとらわれすぎるあまり融通がきかず、全くもてなされてる感じがしなかったです。繁盛店との違いは確実に存在すると思います。

つい熱くなって長くなりました、すみません。

今の時代、店の評判は行かずともネットで調べられます。レビューと呼ばれる評価や★マークの持つ力は絶大なものとなりつつあります。実際私も気にしますし。ただそれ以上に、世間話レベルの口コミの力の方が強いと考えます。顔と顔を見て話す知り合い同士の会話に出てくる何気ない店の感想は、どんな文字より心に響くのではないでしょうか。そこはおざなりにしてはいけないとつくづく思いました。

陸中海産は口コミのおかげでここまで続けてこれました。これからも一人一人のお客様に満足していけるよう心を新たにした、そんなイベントでした。